- chair tunnel -
八幡浜芸都 2010 作品公募(2010 年4月)
敷地:愛媛県八幡浜市
用途:休憩施設 
階数:平屋建  
延床面積:9.8㎡  
構造:鉄筋+木造


四国の西の玄関口、九州と四国を結ぶ玄関口として知られる愛媛県八幡浜市。この地で行われている活動、「八幡浜アートプロジェクト(八幡浜芸都)」の一環として、かまぼこ板を題材にした東屋の提案が求められました。対象エリアは港湾沿いに整備された広場、港に隣接しており、対岸には「みかん山」の景観が広がります。敷地は潜在的にそれら環境の結節点となっていて、休憩はもちろん交流や眺望に対しても大きな可能性を秘めています。私達は、提案を通してこれら可能性を顕在化出来ないかと考えました。

人の留まり・"休み"の在り方について考察すると、そこには『活発で動的な休み方』と『落ち着いた静的な休み方』の二つの側面が在ることがわかります。
それらを動的な休み【ベンチ】
静的な休み【東屋】
として定義することも可能ですが、提案では、その在り方を造形としても連続的・段階的な状態で表現することで、個人に応じて関わり方が発見できる空間を目指しました。


計画に当たって設けた指針は次の3点です。
1.10㎡という面積の中で、周辺環境を十分に取り入れた提案とする。
2.かまぼこ板そのものを空間化する。
3.子どもから老人まで、八幡浜に関わる全ての人が制作・利用できるスペースとする。

私達は要綱に対して、「かまぼこ板でつくるのアーチ空間」を提案しました。


提案は人の留まり・"休み"の在り方について考察したものです。"休み"に対する言葉を列挙すると、一つに開放的、積極的、日常的、活動的、社交的、主体的、即興的・・・
もう一つに閉鎖的、消極的、非日常的、内向的、内省的、受動的、持続的・・・
【ベンチ】と【東屋】、造形としても一見矛盾する両者を未分節的、段階的、連続的に表現しました。

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