- this neck of your woods -
伊豆の国市伝統芸能会館(仮称)建築設計提案競技(2013年2月)
敷地:静岡県伊豆の国市
用途:会館 
階数:平屋建  
延床面積:800㎡  
構造:木造

●コンセプト

伊豆の国市の界隈を巡ること、源氏山に代表される自然を巡ること。。
この場所では、その両方を巡れないかと考えました。

源氏山のすそ野を延ばすように、敷地内に木々を植えます。木々の間には散策路を通し、木々と散策路の間には、集落のような建物をつくります。

銀色の切妻群で構成される建物は、低層に抑えられ、周囲の緑や光・人々の活動が鈍く映し込みます。
あやめ小路の延長として計画されるエントランスホール・ホワイエを中心に人々が集まり、柔らかな木ルーバー屋根の光のもと、小さな界隈のような賑わいが生まれます。
供養塔は、この界隈の一部に移設され、自然と賑わいの中で新しい時間を過ごします。

界隈を巡ること、自然を巡ること、2つの巡りを楽しめるのが『現在の』伊豆の国市だとすれば、歴史を尊重しつつ、界隈と自然を同時に巡ることが出来るのが『未来の』伊豆の国市の姿だと、僕たちは考えました。

建築に鈍く溶け合う光のように、自然と歴史、そして人間の活力が溶け合う場所をつくり出す。
そんな『未来の』きっかけを、私たちは提案します。 


●プランニング

源氏山と近隣建物のあいだを取り持つ建築。
敷地は、市街地の端部であると同時に、源氏山のすそ野でもあります。
建築は、そんな周囲の景観を映し込む切妻のヴォリュームが、大小様々に群集することで構成されています。自然を映しながら都市の賑わいをすそ野にまで延長させ、楽しくも公共性の高い空間を創出したいと考えました。
さらにヴォリュームの合間には木ルーバーの屋根を掛けることで、動線が、隣接する県道から敷地奥の小ホール、さらに源氏山のすそ野を巡る巨大な散策路となるような計画としました。市民が自然を親しむためのアプローチともなるような建築を目指しました。
自然と界隈的な賑わいを同時に体験できる空間をこの地に出現させることが、今回の提案、一番の狙いです。

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